リアクションに一喜一憂する3ヶ月目
ついに発生した反応により救われる
プリプリした動きだけでなくブリブリとおならをするようになってきた乳児3ヶ月目
このあたりになると我が家の屁こき虫は、こちらのアクションに対して明らかに反射ではない動きをするようになってきた。(顎下を撫でると自動的に出る笑顔みたいなのとは違うやつ)
絵本を見せたらニコっとしてみたり足遊びに反応してみたり、「おなら臭い人?」と話しかけると高頻度で笑顔になるなどの、いわゆるエンジェル赤さんな反応がでてきた。
これまでも本人本位の動きはいろいろとあったものの、コミニュケーション的なものが発生すると何だか報われた気分になる。ここまであっという間だったけど、長かった、、、
これまでをUDPとしたら、やっとTCPになった!的な?、、、ちょっと違うような気もするが、親としてはそれぐらいのインパクトのある出来事ではあった。
アップデートによるおむずかり
上記のような大きな変化がおこるのは大概何らかの刺激が入った後で、うちの子の場合はその後いつもより愚図り続けるなどの多少不安定な時期を経てから発現したりするので、我が家ではこれを「アップデート」とか「OS再構築」などと呼んだりしている。
こんなふうに表現することで、やっかいで扱いが大変なおむずかりタイムを成長への期待に置き換えられてる面もあるかもしれない、と思ってたりもする。(実際はノリでラベルつけることがほとんどだが、、、)
この件に限らずだが、黄昏泣きなどのどうしようもないネガティブイベントを「おむずかりタイム」や「○○タイマー」などの多少茶化した表現にしてみたりすると精神的に追い込まれる度が下がるケースがあったのでオススメである。
逆にこのような対処しようもない事態をクソ真面目に相手しはじめると、場合によっては泣き声が「ウゼー、ウゼー」に聞こえる(特に新生児期)などのネガティブスパイラルに陥るので注意が必要だった。
できるだけ笑いに転化することでいろんな澱みを流してしまうのは子育てに限らずかなり有用な手段であるなぁ、と実感している。。。
そして今に至る
とりあえずリアルタイムに追いつくとこまではまとめてみたので次回以降は1つ1つのトピックについてダラダラ書いていきたい。
あと育児以外についても気が向いたら広げていこうかな、と。
世界が広がる2ヶ月目
成長するのはむしろ親
1ヶ月検診やらお宮参りやらの外イベントが発生しはじめる2ヶ月目になると、新生児期ではわからなかった「泣いてる理由」が朧げながらも見えてきた。
肺呼吸ビギナーが1ヶ月の過酷な大気の洗礼をうけて泣き声の高さや強弱が微妙につけられるようになるなどアウトプットが豊富になったせいもあるが、何よりトライアンドエラーを繰り返してきた親側の解釈力の伸びが大きく寄与してる気がする。
2ヶ月目にはいったあたりから「ちょっと声高めだら多分腹減り」などの会話が夫婦間で交わされてたりするあたり、とりあえずでも対処するためのとっかかりができて少し余裕がではじめた感もある。
この最初の1ヶ月を駆け抜けた故の若干の余裕と同時に夫婦の間に戦友感が醸成されたような気もするが、母子里帰りが終了して子育てに合流する父親は温度感の共有だけではなくこの戦友感の醸成にもタイムラグが出る可能性があるなぁと思ったりもした。
赤さんイベントのはじまり
この時期からお宮参りなどのお祝い的イベントが開始になるため「あれしなきゃ、これしなきゃ」の外的なフォースが働きはじめた。
イベント自体は素直に楽しいものの、子供に気を配ることでリソース消費しているため(特に自分のやっかいな性格的には)他人にペースをあわせざるえないケースが増えるとちょっぴりストレスを感じることもあった。
この外的要因によるストレスの積み重ねは意外にバカにならないので、このあたりを早め早めにシューティングするのが子育てのキモなのかもと今でも思っている。
なお、お宮参りイベントをはじめとする赤さんイベントは、自分の子・孫に夢中になって周囲への注意が散漫になる人がいるので逆に注意が必要。うん、覚えた。
はじめてのおでかけ目線
おでかけ可能時期に入ったので短時間ずつ外に連れ出すようになっていく時期なので、あたりまえだが乳児連れになってはじめて気にするポイントが増えてくる。
授乳室はあるか、ベビーカーでどこまでいけるか、駐車場での出し入れのスペースはあるかなどなど。やはりファミリー層の多い場所はそれなりに環境が整っているというのが実感値。
機能の有無もそうだけど、それらに関する情報提供に結構差が出てる感想。そこを調べるストレスを考えると結果的に同じ目的が達成できるのであれば、ファミリー向けの施設に集中するのは致し方ないな、と。
あと、ベビーカーを押すようになってはじめて思ったのが周囲の人の動きがかなり怖いこと。
気にせずぶつかってくる人は論外(意外といる)だが、(それまでの)ベビーカーを避けていた立場の自分的安全マージンが、ベビーカーの立場になると結構余裕がないことがわかった。このあたりの過去の自分の感覚は反省しないといけないなぁ、と。
(子育て支援のソフト面について思うことはいろいろとあるものの、長くなりそうなので別にまとめようかと思う)
オススメのトラベルシステム
ちなみに我が家はベビーカーとベビーシートが連携するトラベルシステムとやらを使っているのだが、これが意外と便利である。
例えば上でリンクした我が家で使用しているjoieだと、家の中でカゴにつめてそのまま車に設置してベビーシートとして固定、目的地に着いたらベビーカーにそのまま載せ替える、なんてのができたりするので首が据わってないくせにやたらとプリプリ動くうちの乳児みたいなのを取り扱うのはだいぶ楽である。
また、場所によってはカゴ部分をそのまま持ち込んでバウンサーがわりに使えるので乳児のポータビリティがだいぶ上がったような気がする。
AirBuggyなんかと比べて走破性が低かったり長時間乗せてると汗で蒸れるという面はあるものの、そこも含めて使い方がマッチするお家にはオススメ。
産後から1ヶ月、いわゆるひとつの新生児期
子育てにフルコミットしてみるテスト
周囲では最初の1ヶ月は嫁が子供とともに実家に帰って、、、というケースが多かったのだけど、(いろいろと諸事情もあったが)自分としても最初の変化もちゃんと見ておきたいという気持ちもあり出産後に即自宅での育児を開始した。
結論からいうと、毎日毎日大きく変化するので大変興味深かったが体力的にも精神的にも超辛かった。(これに対処してる世の中のお母さん方はほんとすげぇなぁ、と素直に思った)
リモートワークや父親の子育て休暇などの会社の制度がちょうど整いはじめたタイミングだったのと、ありがたいことに周囲の協力がかなり充実してたなどの好条件があったことなどにより、自分はなんとか駆け抜けられた面もあるので正直全ての人が絶対にやるべきとは言えないなぁ、と思っている。
どういう点で辛かったかを以降で簡単にまとめてみるが、辛さの一方で毎日ドラスティックに変化(成長?)する様子はとても興味深く面白いものだったことも事実なので、このあたりの難易度をクリアできそうな人には結構オススメしたいところもある
(ちなみに下記と同様の辛さは最初の1ヶ月がピークで徐々に軽減されている、気がする。。。しかしながら人見知り期やらイヤイヤ期やら反抗期やらの異なる辛みは出てくるとの噂ではある)
体力的にはきつい時期、とにかく眠い
体力的なきつさで言えばとにかく寝れない、これに尽きる。腹が減れば無く、オムツが汚れれば泣く、何かがあればとにかく泣く。そして泣くタイミングが不規則すぎて24時間待機状態だった。
とはいえ1人でみてると正直死んでしまうので嫁と交代で24時間シフトを組んで対応してた。(仕事のある昼間は嫁にお任せすることがほとんどだったので負荷を半分にとかは全くもってできていない、これに限らずだが自分はあくまで嫁のサポートしかできていないのが実際のところである)
特に夜間は4時間交代で確実に睡眠をとるために、不寝番は寝室の静寂を守るためにリビングに布団を持ち込んでの対応だった。
後述の件もありこの最初の1ヶ月がとにかく辛かったが、わりと早い段階で「これからすぐに子育てが収束することはないので短期的に頑張っても力つきる」という共通認識を夫婦で持てたことで、全てを完璧にやることは早々に諦めたのはいまにしても良かったところだと思っている。
この時期最優先にしたのは「睡眠時間の確保」で、結果としてその他の家事やコスト(多少高くても通販とか)についてはどんどん犠牲にしていった。
また、いわゆる子育て本でかかれてるような「将来の子供の輝く未来のために○○するべき」的なものも華麗にスルーするようにした。
極端な表現かもしれないが「余裕があればいろいろ頑張るが、死んだり取り返しのつかないことにならなければまずはOK」の姿勢でつき進んでいて、今でも我が家の基本路線になっている。
(このあたりは直近で複数人育てているような経験豊富な友人の意見が大変参考になった。むしろ「ああ、そんな雑で良いんだ」的な救いになった)
。。。とはいえ、慢性的な寝不足はともかく家事時間の確保のため活動時間に制約がつくので職場の理解がないと乗り越えられなかったのも事実だと思う。
ロジックなさすぎて精神的につらい
生後0ヶ月の新生児にはまったくロジックがない、、、自分としてはとにかくこれが精神的に辛かった。
全ての感情の振れが「泣く」という行動につながるので何が原因かさっぱりわからん。原因がわからないので対処法がすぐにわからない、わからないから場当たり的にいろいろやってみる、、、課題を解決するにはまず見立てを!という型で考える癖がついていると、このロジックの無さがとてつもなく辛かった。
例えば「眠いのに、寝る機能が貧弱なのでうまく寝れない不快感」みたいなことで泣かれることもしょっちゅうなので、不寝番のシフト中に延々と抱っこし続けるみたいな耐久レースが発生することも多かった。(おかげで俺自身の抱っこスキルは加速度的に伸びた)
抱き上げて泣き止めば良い方で「抱いてても泣く、布団に置いたらもっと泣く」みたいなどっちにいってもダウト!あとはダメージコントロール!みたいな状況にはまることもよくあった。
仮に複雑な問題でも分解して原因を突き止めれば解決の道筋ができるものだが、全く見立てができないのがこんなに辛いとは。。、まあ、ほんまもんのニューラルネットを育ててるわけなので、(少し余裕がでてきた今になれば)この新生児にルールがないのは理解できるのだが、、、、当時はそんな発想をする余裕すらなかった。
雑なまとめ
とりあえず最初の1ヶ月で記憶に残ってるのはとにかく駆け抜けた感のみだった。
(あとから振り返ることができたので、毎日の育児日誌やとにかく頻繁に写真を残しておいてほんと良かった、、、)
はじめのいっぽ
エンジニア観点でいろんなものを育ててみてる記録を書いてみることにする。
当面はボチボチ3ヶ月が経過しつつある子育てについて、気が乗ってきたら仕事でも取り組んでる組織とかサービスに関する育成の話題も混ぜこぜに。
まずは子供の育成はじめました、からはじめます
息子が生まれてはや3ヶ月、たまに泣きたくなるくらいに大変ではあったものの、とても面白い日々ではあった。
ここ最近はエンジニアの子育て的な話題も各所で盛り上がってたりで、父親観点の子育ての情報がもっと充実していくことにも意味がありそうなので(自分もだいぶ参考にしたので)後学のためにも共有していきたいなぁ、と。
わりとエンジニア観点で眺めてみると新たな気づきが多かったので、そういう味付け多めになっております。
。。。と、とりあえずはじめてみます。